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漆器はお手入れが難しい?意外と知らない漆器をきれいに保つお手入れ方法

艶が美しい漆器は、お手入れや取り扱い方が難しそうというイメージはありませんか?

内祝いやお正月等特別な場面で使うものと思われがちな漆器ですが、最近では、現代のライフスタイルに合わせた機能性やデザインを取り入れた漆器が数多く見られます。

いくつかのポイントを抑えるだけで、使うほどにツヤが出て美しく変化していく漆器。今回は、漆器の美しさを長く維持するためのお手入れ方法をご紹介します。

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漆器を購入して、最初にすること


買ったばかりの漆器はすぐに使いたくなりますが、商品によっては漆特有のにおいが気になる、、という方も多いのではないでしょうか。

そんな時は、漆器を風通しの良い場所に置いておくと、自然ににおいが消えていきます。漆器を購入した後は箱の中に入れたままにせず、直射日光が当たらない風通しの良い場所に保管するようにしましょう。

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さらに、なるべく早くにおいを落としたいときは、薄めた食酢を布に染みこませ漆器を拭き取ります。最後にぬるま湯ですすいで布で拭き取ることで、風通しの良い場所に置いておくよりも早くにおいを消すことが出来ますよ。

漆器の洗い方、乾かし方


毎日使用する漆器は、他の食器と同じように柔らかいスポンジと中性洗剤で洗います。金たわしやメラミンスポンジは、漆塗装を剥がしてしまうので使用NGです。また、汚れが強い場合は、ぬるま湯に5~10分程置くと汚れが落ちやすくなります。

漆器を洗った後は、蚊帳ふきんや手ぬぐいなどの柔らかい布で表面の水気を取りながら拭くと、漆器のツヤが増し、使う→洗う→拭くを繰り返すことでさらに綺麗なツヤが出ます。

漆器は乾燥にとても弱いので、普段使っていない漆器も時々出して洗って水分を含ませ、その後やさしく拭き取ってあげることで、きれいな状態を保つことができますよ。

漆器をきれいに保つ方法


漆器にとって乾燥と紫外線は大敵です。そのため、普段は直射日光や冷房・暖房が直接当たらない食器棚などで保管します。その際、漆器に擦り傷が付かないように、漆器同士を重ねておくか、柔らかい布に包んだりキッチンペーパーを挟むなどして、他の食器とぶつからないよう注意しましょう。

漆器は使えば使うほどツヤが出て、味わい深くなると言われています。お祝い時にしか使わず食器棚に眠っている漆器があれば、数カ月に一度取り出してぬるま湯ですすぎ、布で拭いてあげましょう。

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まとめ


お手入れの仕方によって、風合いが変化する漆器。漆器ならではの温もりは、毎日の生活に彩りを与えてくれます。この機会に、毎日の食卓に漆器を取り入れてみませんか。

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